2月 22, 2016 23:23 Asia/Tokyo
  • イランの選挙(4)議員の基準と資格の審査

第10期イラン議会選挙と第5期専門家会議選挙が、今月26日に実施されます。

イランのイスラム体制の民主主義の特徴のひとつは、大統領、専門家会議の議員、国会議員、市議会議員など、体制の責任者を選出するために、一般国民による投票が実施されることです。

イスラム革命から37年の間に、30回以上の選挙がイランで実施されてきました。人々は、自由に投票を行い、社会を管理するための見解を表明すると共に、その情熱に溢れた参加により、イスラム体制が民主的なものであることを証明しています。今夜の番組では、国会議員になるための基準と護憲評議会による資格審査についてお話しましょう。

まもなくイラン全国で実施される重要な選挙は、議会選挙と専門家会議選挙です。これらの選挙は、今月26日の金曜に実施されます。国会の本質的な重要性と、ふさわしい人物を選出する必要性に加え、現在は、この選挙の重要性を倍増させる重要な時期にあります。この2つの選挙は、2013年の大統領選挙以来の選挙です。この選挙への国民の参加は、敵への重要なメッセージであり、イスラム体制に対する敵のマイナスのプロパガンダに対する回答となるでしょう。

第10期国会は、包括的共同行動計画後の経済計画を含む。国会の計画や活動の続きとして、過去の計画を続行するとともに、今後の計画を作成するため、責任ある役割を担う必要があります。イスラム体制の目的と社会に必要な優先事項、特に経済や雇用の分野における計画の実現は、政府も強調しています。国会は、この目的を推進するために必要な土台を整える必要があります。

イランはこれまで、困難な試練を乗り越えてきましたが、イランに対する敵対は終わっていません。世界の覇権主義大国のイランに対する敵対の継続は、国民の参加率からその結果にいたるまでの今回の議会選挙の重要性を倍増させています。選挙の重要な問題は、結果はさておき、国民が最大限に参加することです。

この参加の傍らで、正しい選挙のために、さまざまな基準が設けられています。その責任を負うのは、まず、選挙を主催する内務省であり、その次の段階、つまり候補者の資格審査が護憲評議会によって行われます。これは非常に重要です。憲法によれば、選挙にはさまざまな段階があります。護憲評議会による候補者の資格審査も、そうした段階のひとつです。

議会選挙と専門家会議選挙の候補者の登録、その後の資格審査、その後の選挙の実施とその健全性の確認など、護憲評議会の役割は非常に重要なものになっています。護憲評議会はこの点から、イスラム体制の重要な柱のひとつと見なされています。

護憲評議会は、イスラム体制の最も重要な機関のひとつです。この機関は、国会が可決する法律が、イスラム法や憲法解釈に矛盾していないかを判断し、議会選挙、専門家会議選挙、大統領選挙や国民投票を監視する責務を負っています。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師も、護憲評議会の重要性とその重要な役割を何度も指摘しています。ハーメネイー師は、その表明の中で、次のように語っています。

「護憲評議会は、憲法により、イスラム体制に不純性が入りこむのを阻止する義務がある。もし護憲評議会がそのような責務を負っていなかったら、間違いなく、体制は多くの問題に直面していただろう」

この中で、小さな問題が起こるかもしれません。しかし、誇張や悪意のある宣伝によって、この偉大な機関とその法的な責務に疑問を呈するべきではありません。ハーメネイー師は、選挙において候補者の権利が守られるべきだとし、国民は、選挙に参加する候補者の権利を守るべきだとしています。そのため、選出される候補者が善良な人物であれば、私たちがその人物を拒否することはありません。そのため、護憲評議会は、イスラム体制において、非常に重要で優れた地位を有しているのです。

第1期から9期までのイラン国会の中で、最も候補者登録の数が少なかった際には2000人以下でした。しかし、第10期は、この数が1万2000人に達し、新記録となりました。護憲評議会は、この1万2000人の登録者のうち、6000人余りの資格を認めました。この数は、登録者の半数を少々上回ります。

イラン国民は、法的な基準に基づき、候補者の中から議員にふさわしいと考える人物を選出します。関係者も、投票のための準備を整えます。この中で、イランにおける選挙の流れを監視し、選挙を実施する代表団だけでなく、現在の国会議員も、この流れを監視します。護憲評議会も、中立な監視機関として、法的な条件と候補者の特徴を照らし合わせ、合法的かつ健全で自由な選挙を保証する必要があります。

選挙への監視は、不正を防ぐと同時に、議員の資格にも関係しています。そのため、第一に、候補者は、選出されるための条件を有している必要があり、それは非常に重要です。世界の国々の全ての選挙において、さまざまな基準や条件が設けられています。そのため、他国の選挙の監視制度において、同様の機関が存在しても、決して不思議ではありません。民主体制の多くの国は、このような機関を有しています。フランスやロシアでは護憲評議会、イギリスでは上下院、エジプトでは憲法裁判所などが存在します。

実際、投票者は、市民権に基づき、護憲評議会による候補者の資格承認を信頼し、選挙に参加することで自らの見解を表明します。そのため、候補者の資格審査は困難な作業であり、時に、審査方法に関する政治的な不満や見解の対立が生じる原因となります。とはいえ、抗議への調査もまた、法的なプロセスを有しています。候補者の資格審査の結果に対する法的な抗議についても、候補者の権利が守られています。いずれにせよ、この段階、そして候補者の選出は、非常に重要なプロセスとなっています。

議員選出の条件や基準においては、年齢や学歴、モラル面での適性、知名度、イスラム体制への忠誠度、イスラムへの信仰といった一般的な条件が考慮されています。さらに、政府の統治機関で任務につく人々の中立性の保証も強調されています。この中では、社会的な利益が守られます。そのため、選出された場合、政府・民間部門との経済関係を理由に、利益に反する行動を取る可能性のある人物の資格は認められません。

選挙への参加は、どのような状況にあっても、宗教的な民主主義体制における市民の法的な権利です。しかし、もし選挙において誤りがあった場合、この法的権利は正しく実現されず、国民は選挙の後、4年間を耐えなければなりません。そのためイスラム共和国の創始者ホメイニー師も、最高指導者のハーメネイー師も、ふさわしい選出を特に強調しています。ハーメネイー師はこれについて、「選挙への参加はひとつの義務であり、見識のある良い選択をすることもひとつの義務である」と強調しています。

一部の人々は、あらゆる国における選挙の実施は、その国の文化や伝統に根ざしたものだと考えています。そのため、全ての国において、選出されるための資格については、さまざまな制限や条件が設けられています。多くの場合、他国の選挙は、イランのそれよりも複雑なプロセスをたどっています。実際、選挙の実施方法について提示される曖昧な点は、他国における選挙法への十分な理解が欠けていることから起こります。いずれにせよ、イランの国民、政府、政界の要人の要求や期待は、あらゆる階層の国民が参加し、今月26日の選挙を大々的に実施することなのです。


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