10月 23, 2021 16:45 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「甘くも苦くも人生は幕を閉じる、バグダッドであれバルフであれ盃は満たされる」です。

ペルシャ語での読み方は、Chon omr be-sar ravad che shiiriin o che talkh,peimaane ke por shavad che Baghdaad o che Balkhとなります。

もう皆様もお気づきのように、このことわざは対句となっていて、前半と後半部分で脚韻を踏んでいます。また、最後に出てくるバルフというのは、古代から交易路の要所として発展した町で、現在はアフガニスタン北部にある州の名前でもあるとともに、この州の中心都市でもあります。

このことわざは、11世紀から12世紀にかけてのイランの詩人で、四行詩ルバイヤートで名高いオマル・ハイヤームの作品の一部に詠まれているものです。このことわざの最後に出てくる町バルフは、ハイヤームが幼少時代を過ごした町とされ、またイラクの首都バグダッドは、バルフの町からははるか遠い西の方向にあることになります。

ハイヤームは、その作品の中で主に現世の無常観、そして人生や世の中のはかなさを吟じています。今回のことわざにもまさに、「泣いても笑っても一度きりの人生、今このときに集中し、楽しく過ごすべきだ」という思いが込められています。

昨今のコロナ危機で、世界の先行きが益々不透明になってきている中、過去を悔やまず、未来を憂えず、まずは今与えられた命の時間を充実させることが大切なのではないでしょうか。それではまた。

 

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