11月 11, 2021 17:54 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「メンドリには足が1本ある」です。

ペルシャ語での読み方は、Morgh yek paa daaradとなります。

このことわざは、「無理が通れば道理が引っ込む」、「鹿を指して馬となす」に似たような意味を表し、その由来はある昔話が元になっていると言われています。

ある家の主人が召使に向かって、自分の知り合いである裁判官に大皿に乗せた鶏肉の丸焼きを届けるよう命じます。主人の家からその裁判官の家までは少々遠く、召使は途中でお腹がすいてしまい、とうとう我慢できなくなって、届け物の鶏肉に2本ついていたもも肉の1つを食べてしまいます。

さて、召使はそのようなことをしてから「しまった」と後悔しながらも、片足だけになった鶏肉を裁判官に届けます。しかし、裁判官は届けられた鶏肉に足が1本しかなく、不完全であることに気づき、召使を詰問します。それに対し、召使は何食わぬ顔で「私の住んでいる町では、メンドリは皆1本足です」と言い張ります。

このことから、この表現はその後、理不尽で理屈の通らない自分の言動を、こじつけにより正当化しようとする人、一方的で頑固に自分の考えに固執するような人に対して使われるようになりました。でも、明らかに間違っていることを、無理やり通そうとしてもそれは空ろに響くだけですよね。それではまた。

 

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