1月 19, 2022 15:30 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「泥棒は用意ができている、ヤギは準備ができている」です。

ペルシャ語での読み方は、Dozd haazer, boz haazerとなります。

このことわざは、自分が犯そうとしている過ちや悪事を、色々な口実を設けて正当化しそれをやることに拘る人や、その様子を表しており、以下のような伝承に由来しているとされています。

ある1人の泥棒が、どこかからヤギを盗んできました。それを見て、ある人がこの泥棒を戒めようと、盗みを働いた結果どういうことになるかを言い聞かせ、次のように注意勧告しました。「あなたは最後の審判の日に、自分がしたことの結果を受け、借りを返さなければならなくなります。その日には、あなたの盗んだヤギが自らの口から、あなたに盗まれたと証言しますよ」これに対し、泥棒は「その時はすぐに、自分もそのヤギの角をつかんで持ち主に渡すさ。泥棒は用意ができている。ヤギも準備できている」と屁理屈をこねたということです。

日本語でも、自分の失敗を認めず屁理屈を並べて言い逃れをすることや、負け惜しみの強いことは「枕流漱石(ちんりゅうそうせき)」と言われますが、この四字熟語は今日ご紹介したペルシャ語の表現に類似しているのではないでしょうか。いずれの表現も、自分の失敗や過ちを取り繕い、正当化することを非常に巧みに表現していると思われます。

これからも、ペルシャ語のこうした面白さをたくさんご紹介してまいります。どうぞ、お楽しみに。

 


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